山下のりこ 
長年、ニュースなど報道番組を中心に活動していたキャリアと実力で
安心感のある仕事が出来る数少ない女性アナウンサー
講師としての評価も高い。


キャスター/アナウンサー歴 25年(※室屋典子として)
1983年4月  KTS鹿児島テレビ放送にアナウンサーとして入社
1988年4月  局アナを経てフリーとなり鹿児島県内のテレビやラジオで活動
2000年4月  TNCテレビ西日本報道部契約アナウンサー
2008年4月  東京に活動拠点を移す
2008年7月  テレビ朝日「報道ステーション」チベット暴動ナレーション

東京に活動拠点を移すとともに改名、渋谷にてナレーター&キャスターの講師して活躍中!
私が経験したローカル放送局アナウンサーの仕事は、一に体力!二に気力!
「OAに出ていない時は何やってるんですか〜」と、よく聞かれるこの仕事。よっぽど優雅に見えるようですがトンでもない!
綺麗なお洋服を着て、ヘアやメイクを整え、カメラの前でにっこり笑顔を作るまでには、並々ならぬ苦労があるんです。



生徒からの質問はもちろんの事、みなさんからよく受ける質問にお答えしていきたいと思います。※質問等有ればお気軽にメール下さい!

 I N D E X

アナウンサーってどんな仕事ですか。
アナウンサーにはどんな性格の人が向いていますか。
アナウンサー試験合格のためにはどうすれば良いですか。
良い「声」ってどんな声ですか。
上手な言葉使いってありますか。
質 問


アナウンサーってどんな仕事ですか。
ローカル放送局の場合、ニュースやナレーションを読んだり、番組や局関連イベントの司会やリポーター、スポーツ実況、インタビューの仕事などです。局によっては報道記者のように取材現場に行き、自分で取材をして原稿を書き、構成をして編集に立会うという仕事をするところもあります。



アナウンサーにはどんな性格の人が向いていますか。
私の周りにいる人たちは、目立ちたがり屋・仕切り屋・おっとり型・天然ボケ系・マイペース型などいろいろですが、総じて言えるのは好奇心の強い人。幅広くいろいろな分野に臆することなく興味を持ち、人の話を良く聞く人。話すことよりも、話を聞くのが旨い人が多いように思えます。



アナウンサー試験合格のためにはどうすれば良いですか。
まずは、発声練習。滑舌練習や短文練習などを経て、文章を多くよみこなすこと。自分では上手に読んでいるつもりでも、プロが聞けば、声が出ているか、発音が正確かは一目瞭然。不得手な発音などは放っておかず、まんべんなく流暢な発音が出来るように練習が必要。聞き手に伝わる読み方が出来るまでにはそれ相応の時間がかかります。入社試験にはフリートークもあります。私の受験時は「エネルギー」というテーマで5分のフリートークがありました。テーマは試験当日会場に行くまではわかりません。対策として、自分で時間とテーマを決め、起承転結を考えて喋る練習も必要です。その時も、原稿読みの時と同じように、発声や滑舌・イントネーション・アクセントに気を付けなければなりません。試験は、カメラテストや面接などもあります。筆記試験対策も必要です。


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良い「声」ってどんな声ですか。
意識的に「良い声」を出そうと思っても出ません。
私は小学生の頃、母の前で国語の教科書をよく朗読していました。お話が盛り上がるところは、自分なりに、う〜んと表情を付けて朗読。気分はすっかりテレビ局のアナウンサー。そんな私に母はよく「あなたの声じゃないみたい。作り声ね」と言いました。子ども心にショックなコメント。私は、「良い声ね」と誉められこそしても作り声と言われるなんて思いもしません。何故?一体何が違う???中学生の時、演劇部に入って少し謎が解けました。発声練習を始めたからです。それでも、まだまだ。日常会話の声に変化はなく、朗読に至ってはもっともっと上手く読もうと気合が入り、これまた芝居がかったヘンな作り声。高校生になって放送部に入り、アナウンスの勉強を始めた頃は、逆にもっとわからなくなった。その頃、世の中が良い声と持てはやすのは、鈴をころがすような高い声の女性アナウンサーの声だったからだ。私もそんな声になりたい。真似をすればするほど作り声になっていった。焦った。難題だった。良い声ってどんな声?大人になって気づいた。それは、自分の声質を知り、声の幅を知り、正しい発声で声の響きを知り、正しい発音で相手の心に飛び込んでいくことができる声のことなのだと。私は経験を通して、良い声とは、自分を見失わず、自分を知るところから生まれることを知った。アナウンサーを目指す皆さん、まず、自分の本当の声を知るところから始めてみませんか。




上手な言葉使いってありますか。
私の知り合いの女性に初対面の人とすぐ仲良しになれる達人がいる。相手を緊張させず、10年来の友達のように話すことができるのだ。その彼女は公私共に方言を混ぜ実に親しげに話す。彼女がいるととても場が和む。ゆえに、彼女は大もて。男女関係なく友達は多い。しかし、彼女の悩みは恋人が出来ないこと。それでも、やっと理想の彼に出会った、そんなある日「やっぱり彼と付き合うのは辞めた」と突然言い出した。えーーー??なんでぇ?あんなに喜んでたじゃな〜い?回りの驚きとは裏腹に彼女は冷静な口調で「だって彼、敬語で話すんだもん」。人はTPOで言葉を変える。日常生活の様々な場面で言葉を使い分けるのは当然の事。「付き合い始めの敬語ってあなたに敬意を払ってるからじゃないの?」と言っても彼女は聞きいれず、その恋は花開くことなくあっけなく幕を下ろした。お互いの間柄は言葉使いで計ることが出来ると思う。敬語の会話から親しみのある言葉使いに変化し、やがて阿吽の呼吸でお互いが理解できるようになる。件の彼の最後のコメントは「もっと知的な人だと思った」だそうだ。彼女は充分知的な女性なのだが、将来を共にする相手には場面やお互いの心の距離に合った言葉使いを期待していたのかも知れない。お互いを言葉使いでダメにしてしまった。飾りすぎることなく、その時々に合った言葉使いを学ぶ必要性は日常生活のこういうところにありそうだ。

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